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一人暮らしの高齢者の孤独について
賃貸住宅団地で、居住者が孤独死した後もURが金融機関の口座から家賃を引き落とし続けていた、というニュースを見ました。
76歳孤独死、とありましたが、一人暮らしの方って突然具合が悪くなったりしたら、そのまま亡くなってしまう事ってあります。私が疑問に感じるのは、家賃を口座から引き落とし続けていた、と言う事も勿論ですが、一人暮らしの高齢者は果たして孤独なのか?という問題です。

一人で誰にもみとられず亡くなる状況自体は、確かに孤独かもしれません。
でも、私がボランティアに行く老人ホームの入居者の方達のことを考えるとき、とても複雑な思いにかられます。
そこに居られる方々は、大抵はご家族(子供さん、または配偶者)の方が健在でいらっしゃいますが、そのご家族とは一緒に暮らしておられません。
そこは特別養護ホームなので車椅子の方は多いですが、いわゆる認知症の方 というのは少ないです。
ある方にお話を伺うと、独身の娘さんが二人いらっしゃって、二人ともそれぞれ3LDKのマンションに一人暮らしされているのだそう・・・。その方は車椅子に乗ることもなく、割と普通に歩いておられるので、一緒に暮らしてもいいのではないかなぁ、と余計な事を考えたりします。
別の方は、やはり娘さんが二人いてご結婚されているので、ご自身で入居を決めた、とおっしゃっていました。今年のお正月は誰も来なかった、と伺いました。
またあるショートステイの方は、新茶をお出ししたらしみじみ感激されて、 「家にいたら新茶なんて飲めないから」とおっしゃいました。

私は何が良くて、何がいけないとか、判断出来ません。
ただ、こうした施設に行くと、家族が居ながら老人ホームに入ったり、一人暮らしされていたりする方と、家族がなく一人で生活されている方とどちらが孤独なのだろうか、とつい考えてしまいます。
自宅でご子息と同居されている方は、その息子さんの配偶者の方に遠慮して、何も言わずに出されるものを召し上がっていらっしゃる状態です。

一つ言える事は、自分と配偶者、そして子供との関係というのは変化し続け る、と言う事だと思います。子供が独立して、夫婦どちらかが居なくなったとき、人は自分自身の家族体系を失います。それは遠い未来というほど先の事じゃありません。
子供が親から独立する時、一人で暮らすようになった時、自分の築いた核家族というものは消滅します。その"時"は、誰にでも来ます。

私はその時の事を真剣に考えないとな〜、とつくづく思う今日この頃なのです。
posted by: カリーノ 店長 | 日々雑感 | 23:26 | comments(0) | trackbacks(0) |